FAI vSPG前半戦での空中接触事案
 
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FAI vSPG前半戦での空中接触事案

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Naoki_NT3
(@naoki_nt3)
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 FAI vSPGの前半戦が終わったところですが、残念ながらこれまでのレースで空中接触事案が3件発生していてFAI公式Discordチャンネルで事務局の裁定内容や選手からの提言が出てきています。以下、ChatGPTの助けを得ながらまとめてみました。

(事案1)
第一レース終盤、O9 / DC1 / NGS が非常に近接した状態でフィニッシュへ。レース後、O9さんから「衝突があった」としてプロテスト提出

  事務局の調査結果
IGC / FTR データ解析の結果、いずれのパイロットもmid-air collision recovery ボタンを使用していない
高度・速度・進路に衝突を示す急激な変化は見られない
👉 「実際の衝突は起きていない(near miss)」との判断

 事務局の判断
衝突なし
ペナルティなし
リザルトはそのまま有効
(「衝突があったと“感じた”だけでは不十分であり、 データで裏付けられない限り裁定対象にはしないとの判断)
 

(事案2)
第三レースのスタート直後にNNさんが直進中、後方・上方から高速で接近したKJさんが接触。NNさんはそのままフライトを続けることが出来たが、(機体を破損した?)KJさんは大きく高度を落としたものの(ミラクルQキーを使って?)レースに復帰

  事務局の調査結果
• 視界・ジオメトリ:NN:前方を直進、後方上方は視認不可、KJ:後方・上方から加速接近
• 責任所在: 後方・上方から接近する側に分離責任あり
• 原因:混雑したスタートでKJ が他機をスキャン中に NN を見落とした可能性が高い
• その結果、KJ は mid-air collision recovery を使用し、大きな高度ロス(自然な不利益)があったがその後強いサーマルで集団に復帰した。

 事務局の判断
過失はKJにあり、ペナルティは無しとするが警告を与える
 (recovery による高度ロスにより「十分な自然ペナルティ」を受けたと判定。混雑したスタート環境も考慮)

 

(事案3)第三レース後半でNNさんがクラウドストリートの下をドルフィンで飛行していたところ、後方から高速で接近してきたFU2さんがNNさんに衝突した事案。

  事務局の調査結果
• NN:雲底下でドルフィンしつつ加速
FU2:後方・下方から高速接近し視界不良のままクラウド内へ強引にプルアップ
衝突時の動画
明確な mid-air collision
両者とも 翼破損 → recovery 使用
• NN 側:完全な 被害者。回避不可能(blind spot からの衝突)
FU2 側:最も危険かつ、最も避けられた事故
本事案はサーバーラグではなく、サーマル内のゴーストでもない。また、スタート時の混雑でもない。
視界不良のまま雲へ突っ込む重大判断ミス

 事務局の判断
過失は明確にFU2側に有り、NNは免責
FU2にDangerous Flying に対する正式 WARNING

 

screenshot 727
screenshot 728

 Discord上では様々な意見が出されており、ルールブックに書かれている以上はそれを適用すべきという意見や、常識的なところでまとめてくれていて良いといった意見、厳格に接触時には両者得点無しを適用すれば皆がフライトに慎重になり事故が減るのではないかといった意見など議論は続いています。事務局からの発言もあるように今回発生した事案を含めて今後ルール改定が実施されるようですが、接触事故はお互いに嫌な思いをするものですので皆が紳士的なフライトをすることを願います。

 

JVSCの空中衝突/安全フライトに対する考え方

 FAIレースでは実況中継を行って視聴者にも楽しめるレースを目指しているので、レース形式としてレガッタスタートが用いられています。しかし、私が回しているJVSCのタスクサーバーではそうした混雑や安全問題を避けるためにスタートゲートを60分間開く設定にしてあり、初心者でも気軽に入ってきて欲しいと考えています。

 それでもガグルを組んだり同じタイミングでゴールすることもよくあることですので、基本的な安全ルールは実機のフライトと全く同じく守っていただくようお願いします。とはいえ、Condorの良いところは初心者も上級者も一緒にタスクチャレンジが出来ることです。初心者は上級者の胸を借りつつ、上級者は初級者が近づいてきて危険を感じたら事故が発生する前によけるなどお互いに協力しながらフライトを楽しみましょう。まだまだ日本のCondor Communityは小さいので一緒に飛びながらお互いの技量を高めていきたいと思います。

 Condor3ではマイクの設定が正しくできていれば実機の無線機のように他機と通話が出来ます。Condorの画面上ではコールサインが大きく表示されるので他機の接近は比較的容易に見つかりますが、それでもガグルに入って行く時などに無線で声掛けするとよいと思います。

 また、フライト中の状況把握には周囲をよく観察しないといけないのですが、VRの人はともかく、モニター画面でのフライトではカーソルキーやマウスを使った視点移動は制限が多くて視界が狭まりがちです。そのためモニター画面を使っている方にはヘッドトラッキングを使うことを強くお奨めします。安定した精度の高いトラッキングには赤外線ランプをつけたヘッドセットを使うのが望ましいですが、最近ではウェブカメラを使った顔認識の精度も上がってきて使いやすくなっています。ヘッドトラッキングについてはこれまで何回か記事に書いてきましたが、最近新しいのが幾つか出てきているので近々記事にあげようと思います。乞うご期待。

 さて、安全フライトに関して以下リンクの日本学生航空連盟のサイトに分かりやすい資料がおいてありました。バーチャルパイロットの皆さんもぜひ参考いただければと思います。

 日本学生航空連盟:空中衝突防止 安全資料集

 

 それでは皆さん、バーチャルの世界でも安全なフライトでレースを楽しみましょう。

 

 Naoki_NT3

 


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投稿済 : 28/01/2026 9:37 pm
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