まずは、アジア予選三日目の結果とこれまでの総合順位です。
今回もトップフィニッシュしたのはUTさん、初日から3連勝です。2番でゴールしたのはMHJさん、ぐいぐい前に進んで行くUTさんと対照的にまずは高度をとって確実に進んで行くMHJさん。そこに2MOさん、YZRさん、NGSさんが猛追して抜きつ抜かれつのレース展開となりました。
では今回のレースを振り返ってみましょう。
タスクは181.6kmのリッジとサーマルのコンビネーションタスク。スタート直後から最初の積雲を掴むのに目の前の小高い山の上の元気な積雲にたどり着きたいのですが、高度的にスピードをどのくらい出すことが出来るのか迷うところ。途中で積雲の下を辿りながら向かうグループと、最短距離で向かうグループとに別れました。さらにその後TP1に向かう際に北側のリッジを使って遠回りしながら向かう選手と高度獲得後まっすぐTP1に向かう選手の二手に分かれて行きます。
TP1からTP2に向かう途中には北東方向に移動するRain Zoneがあってタスクライン上には雨が降っていました。そこで、ほとんどの選手は台地のヘリを辿りながら雨の降っているところを避けて飛んで行きますが、MHJさんは雨の隙間を縫って直線距離を辿ります。
さて、次のTP2の辺りをどう越えて行くか?うまく切り抜けた選手、少し手間取ってしまった選手と順位が入れ替わってきました。TP2の北側にある稜線はリッジが期待されるものの稜線の高度がかなり高く、それに向けて高度を稼ぎたいところですがTPの回り、高度の低いところには積雲があまり出ていません。地図のちょうどTP2の文字が有るところに小さな山があってそこに積雲がぽこっと出ているもののサーマルが狭かったのか皆さん苦労してしまいました。先行したUTさん、2MOさん、YZRさんが苦労する中、後ろから高度を保ったままTP2を回ってきたMHJさんがいち早く稜線にたどり着いて先行します。
そのままMHJさんがTP3を先頭で周回するのですが、TP3の直後はタスクラインがリッジの影になるような位置関係にあるので高度管理が悩ましいところ、実際かなりの沈下帯があったようで皆さん苦労していたようです。そこで特徴的だったのが進行方向に積雲がまばらなところをやや速度を控えめにしながらも前進して行くUTさんと、タスクラインを離れながらも確実に高度を獲得してから前進しようというMHJさん。両者の間が開いてきます。
ただ、それぞれに要所要所で高度を稼ぎながら進んでいくと、そろそろファイナルグライドというところ、TP4のすぐ手前のサーマルにUTさん、MHJさんを始め先頭を追いかけてきた5名が一同に集まって同じサーマルで旋回を始めます。それぞれの判断で残り30kmほどのファイナルグライドに入ったのですが、ここで真っ先にUTさんがスタート、追付いてきたMHJさんはもう少し高度をとって遅れてスタート、そして後続グループがスタートです。
実はReporting PointであるTP5の少し手前が小高い丘になっていて皆さんギリギリの高度で通過、TP4からTP5まではエナジーラインを考えながらスピードと高度の管理に落ち着く暇はなかったのではないかと思います。そして最終結果はUTさんがトップフィニッシュ、続いてMHJさん、2MOさん、YZRさん、NGSさんと続きます。今回は上位陣にはペナルティはなくゴール順通りの順位となりました。
以下、選手の皆さんの飛行経路をSoaringLabを使って描き出しました。自分のフライトとライバルのフライトと比較してみて下さい。2枚目は特徴的なフライトをしたUTさん(緑)MHJさん(橙)だけの経路を載せています。
なお、今回中国から参加の468さんが完走して本大会初のポイントゲットをしています。今回はアジア予選ということで開催しながらも運営を準備していた担当からすると実質日本大会になるのではないかと心配していたのですが、これでようやくアジア予選と胸を張っていえるようになりました。これからアジア圏内でもCondorを使ったスカイスポーツが広がって行くことを期待しています。
さて、次のレースは7月23日、更なる熱戦となることを期待しています。また、引続き実況中継も予定していますので、レースに参加しない方もぜひ観戦してグライダーシムを使ったレースの楽しさを味わって下さい。
(日時)7月23日(水)午後8時サーバースタート
(実況中継URL) https://www.twitch.tv/japan_virtual_soaring
Naoki_NT3












