最近､Condor本家のForumでCondorの時間設定は正しいのか？というスレッドがたっています。
https://www.condorsoaring.com/forums/viewtopic.php?f=46&t=21401

ちょうど今､オーストラリアのGawlerで行われているFAIのSailplane Grand Prixに合わせて､vSGPが行われているのだがオーストラリア在住の方からどうも太陽の位置がおかしくてスタート時間が実際のSGPよりも遅く感じられるのだがというのが発端。

結論としてはCondor内の時間はそのシーナリー（多分シーナリーの真ん中）における太陽正午（Solar Noon）､つまり最も太陽が高い位置にある時を12時（正午）とし､太陽の位置はそのシーナリーの緯度と日付をつかって計算しているようです。

ある投稿者の計算によるとGawlerでは現地の太陽正午時間は午後1時間22分だそうです。夏時間を採用している国は結構ずれてしまうようですね。それを受けて別の方からvSGPがよりリアリズムを追求するのであれば主催者はスタート時間をリアルのSGPスタート時間よりも1時間早く設定したほうがいいんじゃないのという投稿も有りました。vSGPに参戦している2MOさんによると今回のレースはいつも上位にいるような人でもアウトランディング続出ということでしたが､Condorの設定によりタスクが現実のものよりも夕方遅い時間になってしまっているのが原因かもしれません。

確かにシーナリーを作る際にタイムゾーンを入力することはないので太陽の位置がCondor内の時間とあっていなかったというのはさもありなんというところです。

なお､幸いにも日本は夏時間制度を採用していませんし東西に狭い国なので日本のシーナリーではあまり影響はないように思います。私の計算では妻沼滑空場における太陽正午は11時42分と約18分のズレなので日本の場合はまぁいいかというところですが､夏時間の有る無しを考えつつCondor内の太陽の位置をどのように現地時間に合わせてリアルに再現させていくのか。。。結構難しい問題のように思います。

では､ご自身で計算してみたいという方のために以下記しておきます。

日本で太陽正午が12時ちょうどのところは日本標準子午線　東経135度
妻沼滑空場の位置は　東経139度25分08秒
経度１度あたりの太陽正午時間のズレは60分×24時間÷360度＝4分

Naoki_NT3