YONです。いつもお世話になります。
Condor2のflight planner mapでAEとかHBの末尾で地形の分かりやすい地図があります。あれはどのようにして作成されたものなのでしょうか?ツールとかカラーパレットの在処とか何かご存じでしたら教えてください。
各シーナリーで微妙に異なる表現だったりするので、似たような地図を各シーナリーで統一した表現で作成できないかと考えています。
Japan-Eastを作ったときの作成メモを実家において来てしまったのですぐにはお答えできないのですが、TopoマップはたしかQGISにDEMを取り込んでQGIS内蔵のグラデーションパレットを使って作ったのではなかったかと思います。Japan-EastのTopo2マップの方はMOZさんが作ってくれたのですがまずは等高線を引いてその間を色分けして作っています。いずれもOSMから道路、鉄道、河川データを取り込んでオーバーレイしてあります。
色パレットは地図で良く使われる標準のものが有るのではないかと思いますが詳しくは調べていません。カシミールにはかなりのパレットが内蔵されているようです。See You NavigatorやiGlideのマップも参考になると思います。個人的にはグレースケール?のiGlideが見やすいのではないかと思ったりします。その他、リアルタイムで処理できないCondorでは使えませんが、XCSoarだと独自の標高パレットに加えて、風に正対している斜面や日射が当たっている斜面に陰影を付けるオプションも有ります。XCSoarのマップ表示の私の好みのパラメータはこちらに載せてあります。
日本製では朝日航洋さんの赤色立体地図という素晴らしい地図が有るのですが、無料のもので試してみたところ残念ながらCondorのPDAマップの解像度まで落とすとドットが粗くて訳が分からない地図になってしまってうまく使えなかったです 🤣
ちなみにCondor Clubで公開されているマップのAEとかHBというのは作者のイニシャルのようです。最近ではHB2というマップは標高データから作った陰影図に主要道路を入れてあって地形を掴みやすいのではないかと思います。
何れにせよCondorのFlight Planner/PDA mapは解像度の制限が有るので、タスクを外付けフライトコンピューターに入力して作戦を練るのが良いのではないかと思います。
See You Navigator画像
色々と詳しく教えてくださってありがとうございます。カシミールは最近になって触っていたので大体わかって来ましたが、それ以外は知らないことばかりでとても勉強になりました。
特にXCSoarではリアルタイムで風に正対している斜面に陰影をつけることができるということは意外でした。リアルタイムでなくとも気象条件の告知があってから、競技が始まる直前までに地図が作れれば、それなりに活かせる地図になるだろうと思っていて、風に正対する斜面がわかる地図作成のテストを行っているからです。実際にXCSoarでの表示がどんな塩梅なのかも気になるところですね。
また質問させて頂くかもしれません。よろしくお願いしますm(_ _)m
あっと、「リアルタイムで」と書いてしまいましたが確認はしていません。XCSoarは内部で風向風速を計算する機能がついているので「おそらくリアルタイムで表示されると思うのだが」に訂正させてください。
ところでこの風に正対してというマップは私は使ったことがないのですが、Condorではどうも使いにくかったという方がおられました。風は谷筋や尾根によって複雑に変わると思うので、そこに行ってみたら表示が変わってしまうといったことでは時既に遅しということになるのではないかと思います。風についてはXCSoarでは常に画面上に風向きが表示されているのでそれを見ていればいいのかなと思っています。
また、私は日射の強いほうを示すマップを使ってみたことがあるのですが、やはり自分の感覚では単純に高低差を把握できるほうが地形を把握しやすくて使うのをやめました。
私は車のナビを使うときも自分に正対する向きに合わせると訳が分からなく人なので、常に北を上にした地図を使っています。地図を見慣れた古い人間からすると地図は地球の表面を把握ためのもの、その他情報は別途仕入れて自分の脳内で処理して全体像を把握するものとなってしまっています。