Quest3を使ってみた。
 
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Quest3を使ってみた。

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harasky
(@harasky)
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まだ慣れていませんが、Meta Quest3をCondor2で使ってみた感想です。

良い点

  • Quest2と比べて両端「指1本分」ずつ視界が広がった印象。
  • レンズがパンケーキレンズに変わってQuest3を「なんとなく」かぶっても見えるようになった。
  • レンズ周りがシリコン素材っぽいもので覆われているので気兼ねなく清掃しやすくなった。(レンズ部はアルコール類厳禁です、乾いた光学機器用の布等「メガネ拭き」で対応して下さい)
  • 接眼レンズ覆いを延長してメガネ対応するようになった(Quest2で別パーツだったのが、本体搭載機能となった)。
  • 本体のスピーカーの音圧が上がった、大きくしっかりした音が出るようになった。
  • 瞳孔間距離を細かく設定できるようになった。
  • Condor2起動前にしか使わないQuest3のコントローラーが小さくなって、そこら辺に雑に置けるようになった。
  • 設定内容は基本的にQuest2の内容を踏襲していて大差ない。
  • VR本体重心位置と顔までのモーメントアームが短くなったので顔を素早く振ってもずれにくくなった。
  • VR本体がずれてもある程度は見えているので何とかなる。
  • VR本体のCPUはまだ本気を出してないっぽい、将来のアップデートによる機能改善へ大いに期待。
  • 現時点ではPC側に求められる計算能力負担がQuest2とほぼ変わらない。

 

要改善、または工夫が必要な点

  • 標準のヘッドバンドじゃ長時間フライトすると頬が痛くなって辛い。サードパーティ製でもMeta Quest純正でも何でもいいから本体付属じゃないしっかりしたヘッドバンド(BOBOVRとかEliteストラップとか)が必須。本体調達と同時に早めにお気に入りを見つけて手配したほうが良い。
  • 購入直後の最初の電源投入直後にスマホアプリとの連携が素直にうまくできない。スイッチ入れたまま放置して、時間を置けばサックリうまくいったりする。
  • テクスチャやオブジェクトの読み込みタイミングが悪く、画面の端でチラチラするモノが見える場合が多々ある。
  • 長いUSB-C to USB-C(L型コネクタ)ケーブルとPD対応(18W以上)充電器があったほうが長時間フライトでは安心して遊べる。
  • Quest3の最適な視界を確保するのに「なんとなく見えている」ゆえに細かく調整するのが面倒。IPD距離調整>右目側だけ調整、左目側だけ調整>全体位置調整>IPD確認距離調整を繰り返す。時間かけて調整すれば機能アップした結果を確実に得られる。
  • ファブリックな素材ゆえに、やっぱりフェイスクッションには防汚カバーが欲しい。
  • 鼻用のくぼみが西洋人仕様なので何かしらで遮光したい。

 

工夫してしっかり調整して得られるもの。

  • コックピット内高度計の長針がハッキリ見えて10m単位の読み取りが実機と同様に出来る。
  • 上空にある雲の前後距離関係がわかりやすくなった。
  • コックピット内にあるプラカードが読めるようになった。
  • 10Km以内にいるタグの出てない機体を視認できる機会がQuest2より多くなった。
  • 視界が広がったおかげで外部視点での機体がよく見えるようになった。
  • 機体によっては計器盤への計器固定ねじが計器盤から浮いているのが気になるようになった。

 

Quest3本体は機械内部冷却ファンが装備されて回りますが、清掃方法が不明。ちょっとファン音がするけど、良くなったスピーカーでその音をかき消している印象。Quest2のように内部レンズが曇る程の内側発熱は今の所、無い。Quest2からQuest3へ切り替えても極端に映像が良くなったとは思えず「なんとなく見えやすくなった」程度の印象だったのですが、いざQuest2へ戻るとその映像の粗さが気になってしまう。Quest3はQuest2の完全上位互換。あと完全な個人の感覚ですが、画像がきれいになったのでQuest3のほうが若干VR酔いしにくくなる印象です。

 

Quest3でなければならないことは特にないけど、

「Questシリーズを使い倒していてそろそろ更新したい、更にもう少し広い視界が欲しい。」

「Condor3に期待を募らせ先行してVR機器をアップデートしておきたい。」

「頻繁に着脱する故に、ラフにつけてもそれなりに見える状態の機器が欲しい。」

「IPDの設定が既存機では今一つしっくりこなかった。」

「現実での急な状況変化にゴーグルつけたままで視界を確保したい(パススルーはすごく優秀)」

等々の事由に該当される場合はQuest3を早期に導入考慮してもよいと思います。

 

最後に注意点ですが、絶対に日光をレンズに当てないようにしてください。

今回のパンケーキレンズ導入したことにより、虫眼鏡効果が顕著で、わずかな時間であっても内部液晶がすぐに壊れてしまうそうです。

VRゴーグル外している時は重量配分としてどうしてもレンズが上を向いた状態になりがちです。接眼レンズ部に蓋をするなり、簡単な入れ物に入れるなりしたほうがよさそうです。

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投稿済 : 29/10/2023 4:04 am
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