VRでの飛行姿勢と実機の着座姿勢
 
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VRでの飛行姿勢と実機の着座姿勢

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harasky
(@harasky)
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VRで飛行する場合、なるべく当該機体と同じようなコックピットの姿勢でフラップとダイブブレーキレバーや操縦桿や方向舵ペダルを配置すれば没入感が高まるのは確かです。

定例競技の後の雑談で、VR内でのパイロットの足の位置と現実世界でのラダーペダルの位置の不一致に不満があるという話題がありました。そこで実機でのパイロット姿勢を示した図が手元の資料に僅かにありましたので、下に添付します。

ご参考までに。

IMG 20221016 133125

Fred Thomas著 Fundamentals of Sailplane Designより抜粋

キャプチャ66

Preliminary Flight Manual for the
Antares Powered Sailplane.より抜粋

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投稿済 : 23/10/2022 12:16 am
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Naoki_NT3
(@naoki_nt3)
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Haraskyさん、解説ありがとうございました。

これまでのヘッドトラッキング(TrackIR)からVR(Oculus Quest2)への移行をしているところで、いろいろと両者の違いに戸惑いながらも楽しみ始めているところです。

VRコックピット内のパイロットの足と現実の自分の足の位置とのズレに関する違和感は曳航前の機体の姿勢の時に大きく感じますが、実を言うとフライト中は足に意識が行かないせいかあまり気になっていませんでした。でも、良く考えるとフライト中、さらに速度をあげると機体の姿勢が前のめりになるのでだんだん画面の足の位置と自分の足の位置が同じくらいになっていくのかなぁと思います。ピッチ方向の変化があまり激しいと画面と自分の体の位置とのズレが感じられてVR酔いになるのかなとも思います。これがいやならもうMotion Simulatorを入れるしかないですね。

飛行中の姿勢

ヘッドトラッキングからVRに移行して感じること違いはというと:

・VRになってなぜかクルーズ中のスピード感がなくなった。スピードがとっても遅く感じる。

・斜面や地面の近くで沈下にはまるとずぶずぶ沈む感がヘッドトラッキングよりも非常に強い。

・斜面との距離感を空間として感じることで斜面近くでノーズを突っ込んでスピードを出すことが怖く感じてついスティックを引いてしまうことが。。。既に何回か斜面不時着やスピンも起こしてしまった。ヘッドトラッキングの時はふわふわ感や斜面との距離感が少ないのでしっかりスピードを出してクイっと旋回できていたのだが。。。

・5チャンネル見てたらヘッドトラッキングとVRとどっちが空戦に強いかという話題があって、ヘッドトラッキングの方がチェックシックスするのにちょっと頭を振るだけで良くて素早くできるからVRよりも強いと主張している人がいた。確かにVRだとガグルの中で他機警戒するのに頭をぐるぐる回さないといけないから結構疲れるし難しい。先日、私の警戒不足でついにガグル中で空中衝突してしまい申し訳なかった。

・以前Haraskyさんが指摘していたのだが、VRだとアイコン表示限度より遠くの機体でも旋回中に翼がキラリと光る(?)のが見える。ヘッドトラッキングではこのキラリと光ることはなかった。

・ヘッドトラッキングを使っている時はYキーで計器をアップで見たり、+/−キーで画面の拡大縮小ができるので遠くの機体や雲の様子を見ることができる望遠鏡モードがあったが、VRでは顔を計器に近づけることができる程度で望遠鏡はついていない。

・VRを使い始めた時にどうもコックピットが小さく感じたのでCondor内のVR設定でDepth perception factorを92%にして少し大きく見えるようにしたのだが、曳航機や斜面がヘッドトラッキングの時よりも近く見えるのはそのせいだろうか?

 

VRをお使いの皆さんはいかがでしょうか?

Naoki_NT3

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投稿済 : 27/10/2022 8:31 pm
harasky
(@harasky)
投稿: 108
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VRでのコックピットサイズ感や自身の巨人化(もしくは小人化)を感じる方は多いみたいですね。瞳孔間距離(IPD)とVRデバイスのディスプレーとレンズと実際の眼球との距離の関係によって感じる大きさが多少前後してしまいますので、VRデバイスを安定して同じ位置につけられるようになったあと、何度も試して最終的に自身にとってDepth perception factorのベストな値を見つけるのが一番のようです。ちなみに100より小さな値では自分自身が小さくなり、なおかつ周りが大きく、100より大きな値では自分自身が大きくなり、なおかつ周りが小さくなります。(90~110の間で値を決定する方が殆どだと思います。)

 

例えば、どちら様のご家庭にでもダイヤフラムがダメになって定期検査不合格になってしまった高度計があると思いますので、それを手に持って、Condor2を起動後にコックピット内計器と大きさ同じかどうか比較確認してみると良いかもしれません。(私の手元にあるWinter高度計が古い型だけなのかもしれませんが、やっぱりCondor2の高度計の数字はちょっと小さい気がします。)

IMG 20221028 233119a

残念ながら「そんなものはない!」という場合には使い古した養生テープや布テープの芯がだいたい同じ程度の径になります。直径およそ80㎜であることを確認してCondor2の高度計との大きさ比較し、Depth perception factorの調整の参考にしてください。(特に実機をあまり見たことがない場合には基準の大きさとして参考になると思います。)

IMG 20221028 233338a
IMG 20221028 233707a

 

あとは個人の都合でやや大きく(ちいさく)した方がVR酔いしにくくなったという事を耳にする場合があります。

 

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投稿済 : 29/10/2022 1:19 am
Naoki_NT3 reacted
Naoki_NT3
(@naoki_nt3)
投稿: 283
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なるほど計器の大きさですか。そちらの方がフライトには大切ですね。私は自分の手足の大きさとVR内の大きさを比較してたのですが、もともとCondorはVRを目指してたわけではないと思うのでちょっとバランスが良くないのかもしれないですね。曳航機や地面が近く感じるのはDepth perception factorを小さくしすぎかな。計器、インパネの大きさの方でもう一度調整してみます。

ところで、瞳孔間距離って今ではスマホのアプリが自分のサイズを簡単に測ってくれるんですね。左右の目でピントが合わないなぁと悩んでしまっていたのですが「PDCheck AR」というアプリで測定して修正したら直りました。Quest2は手動でボッチが3段階しかないので間の微妙な位置に無理やり調整してますが、瞳孔間距離にも遠距離見る時と近距離見る時で変わるなんてあまり意識もしていなかったのでVRもいろいろと難しいものだなぁと思ってます。

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投稿済 : 29/10/2022 8:41 am
harasky
(@harasky)
投稿: 108
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改めてコックピット内の計器盤を見たとき、そういえば計器には丸い部分の大きさが80㎜と57㎜の2種類があるのを失念してました。また最近はナビゲーション用のディスプレー設置のために小径の計器が積極的に採用されている場合も多くあります。参考までにGenesis2の計器の大きさの大小を確認したキャプチャ画像を添付します。

Shot1

 

補遺:モーションシミュレーターで是非に欲しいスタイルのものがありました。ロール、背面飛行に対応しておりジェネアビ向けにはこれがベストでしょう。しかしながら幾らになるだろう?どなたか日本で導入してくれないかな。

http://www.simglide.pl/index_en.html

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投稿済 : 06/11/2022 2:42 am
harasky
(@harasky)
投稿: 108
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余禄:資料用に画像検索検索していたら、興味深い図を見かけました。自作コックピット用途の参考になればよいなと思います。

https://www.feelthree.com/2014/09/some-interesting-cockpit-diagrams-with-measurements/

リンク先からの画像を以下に添付しておきます。

cockpit sizing 1
cockpit sizing 2
cockpit sizing 3

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投稿済 : 22/09/2023 11:51 pm
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